経営者である私が言うのもなんですが、パートさんも有給休暇がとれます。与えられた権利なので、遠慮なく使ってください。
🏁「パートは有給なんて関係ない」と思っていませんか?
「正社員じゃないから有給なんて関係ない」
「子どもが熱を出したけど、パートだから休んだら迷惑かも…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実はそれ、完全な誤解です。
有給休暇は、正社員だけでなく、**パートやアルバイトにも法律で認められた“権利”**です。
しかし厚生労働省の調査によると、パートタイム労働者の有給取得率は わずか44.6%(令和5年版)。
半数以上の人が「取れるのに、取っていない」現状があります。
この記事では、
「なぜパートにも有給があるのか」
「何日もらえるのか」
「どうやって申請すればいいのか」
を、わかりやすく解説します。

⚖️ 有給休暇は“雇用形態”ではなく“勤務実績”で決まる
有給休暇は、会社の好意ではなく、労働基準法で定められた権利です。
労働基準法第39条には、次のように書かれています。
「6か月間継続勤務し、その期間の全労働日の8割以上出勤した労働者には、年次有給休暇を与えなければならない」
つまり、「正社員だからもらえる」のではなく、
一定期間働いたすべての人に与えられるものなのです。

📅 週の勤務日数によって、有給の日数は変わります
厚生労働省の定める「年次有給休暇の付与日数」は、勤務日数によって異なります。
以下の表がその目安です👇
| 週の所定労働日数 | 6か月経過後 | 1年6か月後 | 2年6か月後 | 3年6か月後 |
|---|---|---|---|---|
| 5日以上(正社員など) | 10日 | 11日 | 12日 | 14日 |
| 4日勤務 | 7日 | 8日 | 9日 | 10日 |
| 3日勤務 | 5日 | 6日 | 6日 | 8日 |
| 2日勤務 | 3日 | 4日 | 4日 | 5日 |
| 1日勤務 | 1日 | 2日 | 2日 | 2日 |
(出典:厚生労働省「年次有給休暇の付与日数」令和5年版)
たとえば週3日勤務のパートさんなら、
6か月勤務後に 5日間の有給休暇 が発生します。
🧩「知らない」ことで損をしている人が多い
厚労省の調査によると、
パート労働者のうち 約35%が「自分に有給制度があるかわからない」 と回答しています。
多くの人が制度を知らず、職場も積極的に説明していないのが現状です。
その結果、
「周りが取っていないから自分も我慢しよう」
「子どもの体調不良で休むのは申し訳ない」
といった“遠慮文化”が根づいてしまっています。
でも、本来それは間違いです。
制度を知ること=自分と家族を守る第一歩 なのです。
👩👧 実際のケース:週3勤務の主婦が有給を使えた話
スーパーで週3日勤務を続けている主婦のBさん。
ある日、子どもが熱を出し、仕事を休まざるを得なくなりました。
いつもなら無給で休むところを、同僚が「有給使えるよ」と教えてくれました。
半信半疑で店長に相談すると――
「もちろん取れますよ」と即答。
給与明細には“年休取得”の記載が。
「知らなかっただけで、ずっと損してた」とBさんは話していました。
“休むことへの罪悪感”が消え、
「自分が整ってこそ、家族を守れる」と感じたそうです。
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🌱 まとめ:「休むこと」はサボることじゃない
有給休暇は、誰にでも与えられた正当な権利です。
正社員だけでなく、パート・アルバイト・短時間勤務の人も対象。
社会の空気が変わるのを待つのではなく、
まずはあなた自身が「取っていい」と知ることから始めましょう。
「自分が休むことは、家族のためでもある」
その意識が、やがて“休みやすい社会”を作っていきます。
🔍 参考資料
- 厚生労働省「年次有給休暇のあらまし」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000148322.html - 厚生労働省「令和5年 就労条件総合調査」
✨まとめメッセージ
あなたが休むことは、サボりではありません。
自分と家族を守る、大切な「働き方の選択」です。
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