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被害の規模と“奇跡的”な生還-大分市170棟以上の火災から学ぶ-

昨日、 大分市 佐賀関地区で発生した「170棟以上を焼失」した大規模火災。にも関わらず、死者がたった1人だったという事実に私は深く考えさせられました。 ※テレ朝報道による

なぜこれほどまでに被害が拡大したにも関わらず、命の被害が最小だったのか。
答えのひとつは、**“迅速な避難・共有された防災意識”**にあると思います。


被害の規模と“奇跡的”な生還

住宅など170棟以上が延焼、焼失面積もおよそ4万8900平方メートルという報告があります。 ※テレ朝報道より
このような建物密集地で発生した延焼火災で、死者が1人というのは決して当たり前ではありません。

現場では、狭い路地、強風、乾燥という消防活動の難条件が重なっていたにも関わらず、避難が功を奏したと言える場面が多く見られたのです。


避難が功を奏したポイント

・早期発見・通報

出火が確認された直後、通報があったことが報じられています。 
出火→通報→初期対応の速さが命とりの局面で“1人死者”という最小限の被害に結びついたでしょう。

・住民の“連帯・情報共有”

延焼が始まると、近隣住民が避難を開始し、消防の到着前から“退避”の動きが見られたという証言があります。 
「うちは大丈夫だろう」という油断をせず、火が回ってくる可能性を想定して動いたことが大きな差を生んだ。

・迅速な“避難選択”

消防からの避難呼びかけを受け、住民が速やかに避難所へ移動していたという報道もあります。 ※テレ朝報道による
「消そう」と固執せず、「逃げる」という選択をしたことで、被害の拡大を命の被害にまで至らせなかった。


私の現場感覚から

現場ではよく、「避難までの1分」が“消火可能な1分”と“逃げるしかない1分”を分けます。
つまり、火災がある一定以上に広がれば、消火ではなく“退避”が最も正しい選択になるのです。

この大分の火災でも、初期段階で「これは消せる火じゃない」と判断し、避難に切り替えたことで大惨事を回避できた可能性があります。
「自分は大丈夫」という思い込みが命を奪うのです。


今回の教訓として私たちが学ぶべきこと

  • 出火を見つけたら「消そう」ではなく「まず逃げる」判断を持つ
  • 近隣との“避難ルート・共有タイミング”を日頃から話しておく
  • 家族やペットの安全確保を優先し、「火を消す」ことへの固執を捨てる
  • 避難所・緊急連絡先をすぐに確認できる状態にしておく

あなたが20代でも、30代でも、40代でも、50代でも――
“避難を選ぶ”という選択肢を頭の片隅に置いておいてほしい。
家族がいてもいなくても、自分自身の命を守ることが、まず最初の使命です。

家を守ることは、家族を守ること。
でも家族を守る第一歩は、自分自身が生きる選択をすること。


次への決意

今、この瞬間から、自宅の避難動作を家族と確認しよう。
「火だ!」と思ったら、10秒以内に出るルートを決めよう。
そして、隣近所とも「異変を感じたら声を掛け合おう」と約束しよう。

170棟が燃えても死者1人で済んだ。
それは過去の奇跡ではなく、
“避難を選んだ人たち”の、決断の積み重ね。

あなたも一緒に――命をつなぐ決断を、今日から始めよう。

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