お問合せ先

電話問い合わせ【0476-85-5387】
お問い合わせは、こちらをクリックして問い合わせフォーマットにご記入いただき、「送信」ボタンを押して内容をご確認のうえ、送信してください。

年末の道路で、なぜ事故が増えるのか──救命士として24年間見続けてきた“あの光景”

年末になると、どうしてこんなにも事故が増えるのか。
救急救命士として24年間、出動し続けてきた私には、どうしても忘れられない風景がある。

冬の冷たい空気がフロントガラスを曇らせ、道路には車列が続く。
みんな急いでいる。
「少しぐらい大丈夫だろう」
「早く帰りたい」
そんな“わずかな油断”が、事故の引き金になる。

そして、冬休みに入った小学生・中学生が街に増える。
自転車に乗る子、友達とふざけながら歩く子。
年末の浮き足立った空気と、子どもの無邪気さ。
その二つが重なると、事故は一瞬で起きる。


 忘れられない多重事故

数年前の年末。
指令が鳴った瞬間、胸がざわついた。

「重傷者多数──」

現場に着くと、赤い警告灯が雪のような冷気を切り裂き、路面には割れたガラスが散乱していた。
車のドアは歪み、金属が軋む匂いが鼻を刺す。
泣きじゃくる家族の声、呆然と立ち尽くすドライバー。

そして、子どもだ。

意識がない小学生。
呼吸が浅く、体が冷えきっていた。
子どもが絡む事故は、どれだけ場数を踏んでも慣れることはない。
むしろ、親になってからの方がつらい。
「もし自分の子どもだったら」と考えてしまうからだ。


 事故は、“気のゆるみの隙間”に忍び込む

現場を去るとき、私はいつも思う。

「事故って、ほんの数秒なんだよな…」

少しの不注意。
少しの焦り。
少しの油断。

その“少し”が、
家族の未来を奪ってしまうことがある。

そして、事故の当事者はみんな言う。
「まさか自分が事故を起こすとは思わなかった」
そう、事故はいつも“自分だけは大丈夫”の影からやってくる。


 だからこそ、年末は“安全の余白”を持ってほしい

年末は忙しい。
いつもより気持ちが焦る。
だからこそ、意識してほしいのはたった一つ。

『1秒の余裕が、人の命を救う』

・スピードを5km落とす
・横断歩道で5秒待つ
・子どもを見かけたらブレーキに足を乗せる
・「大丈夫だろう」をやめる

たったこれだけで、救えた命を私は何度も見てきた。


の想いとつながること

私はいつも思う。
自分が幸せにならなければ、他人を幸せにできない。

交通安全も同じだ。
“自分が安全であること”が、周りを安全にする。
自分が守れば、誰かの家族の幸せを守れる。

年末こそ、守ってほしい。
あなた自身を、家族を、そして誰かの未来を。

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP