最近、殺傷事件のニュースが続いています。
テレビのテロップを見るたび、胸が苦しくなります。
「どうして簡単に人を傷つけてしまうんだ…?」
思わず、そんな言葉が漏れてしまう自分がいます。
私は24年間、救急車の後部座席で「命」と向き合ってきました。
あのサイレンの音は、慣れることなんてありません。
向かう先には、必ず誰かの“人生の岐路”があるからです。

救急の現場で、私は多くの人の“最後の瞬間”に立ち会ってきました。
家族が泣き叫ぶ姿。
名前を呼び続ける声。
もう戻らない温もり。
命は――軽くない。
絶対に、軽くなんて扱ってはいけない。
怒りにまかせて手を出すことも、
衝動に流れて誰かを傷つけることも、
その一瞬が、相手の未来を奪い、自分の人生も壊します。
誰かを傷つけた先に幸せはありません。
そして傷つけられた側にも、救われない現実が残ります。
だからこそ、伝えたい。
「命は奪われていいものなんかじゃない」
「感情よりも先に、人としてのブレーキを踏んでほしい」
もし、カッとなる瞬間が来たら――
ほんの1秒だけでいい。
立ち止まってください。
その1秒が、
あなたの人生も、
誰かの人生も、
守ってくれる。
私はそう信じています。
命を守る仕事をしてきた人間として、
そして5人の子を持つ父親として、
心から、そう願っています。
あなたの未来も、大切な誰かの未来も、
“傷つけずに守れる世界”であってほしい。

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